ゴミ焼却場の牟岐町での改築に反対し、他町に移転を求める決議案の内容



14日の牟岐町議会開会日に提案された決議案です。全議員が相談し、代表して私が提案させていただきました。



ゴミ焼却施設の牟岐町での改築に反対し、他町に移転を求める決議(案)

海部郡広域ゴミ処理施設、海部美化センターの操業を開始してから37年になる。すでに耐用年数は過ぎており、現在の場所で改築するのか、それとも新たな場所に移転するのかが行政・地域住民に問われている。
ゴミの焼却処分は、資源の再利用、環境悪化防止の観点からは出来るだけしない方が好ましく、ゴミの削減、再資源化を進めてきたが、長年にわたり郡内の大量のゴミを集め焼却処分してきたのも事実である。その結果として、猛毒ダイオキシンンなどの有害物質の基準を超えた排出が問題になり、操業から約20年後には排ガス高度処理設備設置工事や焼却灰の埋め立て地全体をシート等で被うダイオキシン対策工事が行われた。操業37年の約半分の期間は、現在の基準を超える有害物質が排煙や焼却灰として大気や海に放出されてきたということである。また、工事終了後も基準内とはいえ現時点においても有害物質が排出され続けている。
その長年の有害物質の排出が、地域住民の健康や環境にどのような影響を与えたのかは科学的調査がされていないもとでは、誰も影響があったと言えなし、ないとも言えない。ただ37年間、有害物質を排出してきたことは厳然たる事実であり、生活環境・自然環境に悪影響を与えてきたであろうことは容易に想像できる。
したがって地域住民が、これ以上、現地での操業は止めて欲しいと願うのは当然である。また、次回は牟岐町以外で建設するとの6町長が署名・捺印した「申し合わせ書」も存在する。行政自らがこの合意を反故にすることは、住民の行政に対する信頼を失墜させ今後の行政運営を困難にする。これらの事実に基づき牟岐町議会定例会、行政常任委員会において、議員からは、現地での改築に反対し他町への移転を求めるとともに関連予算否決の可能性についても言及してきた。
しかし町長は、これらの声に耳を傾けることなく、「現地での改築が早く安く出来る」「排熱を利用して銭湯や温水プールをやりたい」「避難所として利用出来るし、牟岐町の振興のためには必要」などと、現地での改築の姿勢を改めようとはしない。
確かに、交流人口を増やし、牟岐町の振興を図ることは大切なことであるし、避難所も必要である。しかし、焼却施設と併設ということになれば現地でのゴミ焼却がこれからも長く続くことにつながる。また、銭湯や温水プールの設置が牟岐町の振興につながるとは到底考えられない。
 もちろんゴミの減量、再資源化を進めても一定量のゴミは焼却処分しなければならないとすれば、何処かに焼却施設を設置する必要がある。ただ、性能が良くなっているとしても有害物質排出が避けることができない現状においては、長年一カ所でのゴミ焼却は避けるべきであり、焼却施設の位置は、郡内各町持ち回りというのが適当と考える。
よって本議会は、現地でのゴミ焼却施設の改築に反対するとともに、牟岐町長、海部郡町村会に対し、他町に移転を求めるものである。
以上、決議する。
平成28年12月14 日                  海部郡牟岐町議会
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